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「井田大介 -NOWHERE-」

米子市美術館で開催中の「井田大介 -NOWHERE-」を鑑賞してきました。
米子市美術館の若手作家支援展。活きのいい作家の作品が観れるだけで貴重な機会。それも地元出身の作家なら応援する意味でも、是非足を運んでおきたいところです。

スタートされたばかりのキャリアですから、作品ごとに試行錯誤が感じられるのも楽しいです。スチール(?)の立体物も、ネオン管作品も美しい色を放っていました。また3Dプリンタで作られた銃の作品は(3Dプリンタ製の模造銃が話題になる中で)意図せず挑発的な意味をもっているようで、深読みが楽しいです。

「迫力」という意味では展覧会のポスターにもなっている、キリストとダーウィンが銃を片手に対峙している《Viewpoint of God》がダントツです。ポスターでは見えない、ダーウィンを見つめるキリストの眼力とやせ細った体型のリアルさにはぞくっと震えるものがありました。まるで神様の剥製?かっこいい。

会期は短く、15日までです。

米子市美術館
http://www.yonagobunka.net/y-moa/