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亀田山喫茶室

今年国宝に登録され、タモリさんもやってきた松江城。
さて、松江城がそびえているあの山が「亀田山」という名前なのはご存知でしたか?私はこの度初めて知りました。久しぶりの登城でしたが、国宝効果もあってか、至る所整備が進んでいるのを感じました。観光の方も多い印象です。
松江城の二の丸に当たるのでしょうか。明治に建てられた洋館「興雲閣」もお色直しを受け、薄緑色に佇んでいます。

その中にできたのが「亀田山喫茶室」という喫茶店。窓やしつらえも明治の建築当時を再現したもの。
メニューも純喫茶というよりも更にティールーム、と呼びたい正統派なラインナップ。窓の外を静かにゆったり眺めて落ち着く場所です。

実はここのプロデュースは当店のお客様にもおなじみの「タパタパ」なのです。我々におなじみタパタパの奇想天外なデコレーションこそありませんが、ちょっとした休憩時間を特別なものに変えてくれる甘いもので迎えてくれます。
ぜひ次回は軽食にトライしてみたいと思います。松江城の中なんて、もう松江の顔ですな!

興雲閣
http://www.matsue-tourism.or.jp/kounkaku/

2015秋、仕入れのご報告[残り時間編・頭ほぐし]

買付だけでなく、東京を楽しむこともとても大切です。話題の展示を駆け足でハシゴしてきました。
まずは東京都現代美術館へ。会田家(会田誠さん一家)の「檄」が話題になった『おとなもこどもも考える ここはだれの場所?』と、ブラジル現代建築の巨匠「オスカー・ニーマイヤー」の回顧展です。こちらも精密で巨大な模型が話題です。

会田家の騒動は完全に過剰反応だなと感じました。
私の印象に強く残ったのが、ヨーガン・レール氏が沖縄のビーチで拾った漂着物を使って作った照明オブジェの数々。
プラスチックのボトルやホース、カゴなどの廃材に照明を仕込み、鏡で覆われた部屋に美しく無限の広がりを持った空間作りで圧倒されました。

加えて話題の展覧会といえば『春画展』。詳しい説明は不要だと思いますが、江戸の性風俗を描いた芸術作品。大英博物館で高い評価を得たのに、日本国内では腫れ物扱いされてきたという「春画」。描いている対象に関しては、もちろんここで詳しく描写するようなことではないのですが、まず当時の浮世絵の細密な技術に目を見張り、セクシャルな表現に関しても当時のおおらかさや、ユニークな発想に関心してしまい、最終的にはハッピーな気持ちで見終えました。よかったです。

仕入れに合わせた上京は、見聞を広めることも大切な仕事の一部だと考えていますが、今回は大当たりだったと思います。

東京都現代美術館
http://www.mot-art-museum.jp/

春画展
http://www.eiseibunko.com/shunga/

2015秋、仕入れのご報告[夜の過ごし方編・MOCKYのLIVE]

概ね日没の時間帯で展示会は終了します。夜も大切な時間。今回は見逃せないライブがあったので、出かけてきました。店内でもよく流している、カナダのマルチプレイヤー・MOCKYのライブに出かけてきました。生音中心のバンド編成。日本人プレイヤーも交えた構成で、音源とはまた違う無邪気にハジけた一面も見せてくれました。
私のライブ体験での中でも屈指のハッピーなライブでした。

MOCKY
http://www.mockyrecordings.com/

私の心を捉えたもうひとつは女性ボーカルとコーラスを担っていた、シンガーソングライター・Nia Andrews。赤い口紅と赤いニットキャップ、ニセミッキーのTシャツにデニムのスカート。そこにヴィンテージ風のセルフレーム。クリアがベースの生地にブロウ風にブラウンを重ねたカラーのアレンジフォックス型。それにグラスコードを付けた姿がとてもチャーミングで眼鏡使いを含めてトータルでとってもキュートでした。
彼女のInstagramをご紹介しますので、是非覗いてみてください。

Nia Andrews on Instagram
https://instagram.com/nianiaandrews/

2015秋、仕入れのご報告。

今年の秋の豊作を占う、眼鏡の新作発表を巡ってまいりました。歩数が最大の日が29000歩オーバーし、体力の増強が次回以降の課題として浮き彫りとなりました。なかなか平均点の高いコレクションだったように思います。

今回のトップバッターは「PADMA IMAGE」。2型のニューモデルと、既存の人気モデル『GLIDER』に新色が加わりました。回を重ねる毎に洗練さを増す「PADMA IMAGE」。すべてに磨きが掛かっていると言って良いでしょう。より広い裾野を見据えたラインナップには頼もしさを感じました。

ProDesign Denmark」は比較的手堅い展開。当店で長くご支持をいただいているようなモデルを発注しました。

FROST」の今回のテーマは「ホームメイド」。ミシンの前に佇む女性のヴィジュアルを代表されるように、布仕事にまつわる名前のものが揃いました。美しい生地使いと絶妙なシルエットのモデルが揃いました。
ステンレススチール製のライン『f-type』が生まれ変わった『my frost』もこれからも注目です。

マリオンは今回もいい顔を見せてくれました。

MYKITA」もいい仕入れができましたので、乞うご期待。新色にピンクやブルーグレーが加わり新たな「MYKITA像」を見せてくれます(その代わり、人気のブルーグリーン系が軒並み廃番に。店頭在庫のみとなりそうです。お早めに!)。

白眉だったのが、サングラス。ツートーンですが、ベースカラーが下半分にきて、トップがゴールドという配色。とても新鮮なモデルでした。そのほかアセテートのフレームに装着するシートメタル製のクリップオン(オレンジやゴールドがクール!)、「Damir Doma」の『BRADFIELD』のアレンジモデル、「Maison Margiela」のハンドペイントレザー風サングラス、「Bernhard Willherm」の『MYLON』素材サングラス、など実にサングラスが楽しい時間でした。

STEADY」の新作はコンビネーションモデルをよりブラッシュアップ。フロントを薄く仕上げて、存在感と透明感の程よいバランス。黒と金のバランス。定番色から少しずつ「色」を取り入れているブランドが多いですが、「STEADY」が選んだのはブルーの生地。また既存モデルの新色もいい感じ。

「STEADY」の金子さんはこんなものを見せてくれました。アルミ箔にインクが乗せてあるようなものですが、柄付きの七宝に使う転写フィルムです。七宝を乗せた後、この拍を巻きつけて加熱することで色柄を移すのです。英語で「Transfer」と呼ぶのはこの技術に由来しています。

EnaLloid」は新ビジュアルでますますスマートに。新作は12月の入荷予定ですが、既存モデルの再入荷や、未入荷モデル・カラーを発注いたしましたので、まずはそちらの入荷をお楽しみに!

この春好評でした「NOVA handmade item」「THE 291 金治郎」、デザイナーが交代した「HUSKY NOISE」、子供用のスポーツ用フレームや偏光レンズサングラス、ケースなどの小物やケア用品。主要ブランドだけでなく、幅広くオーダーしてまいりましたので、入荷次第「おしらせ」の欄や各SNSでご紹介していきます。お楽しみに!

「FBI DAISEN」に泊まってきました!

今春オープンしてから、話題のキャンプ場「FBI DAISEN」。7月に一度台風とぶつかったので延期して秋キャンプとなりました。大山ペンション村を抜けて、「小さじいち」さんに向かう手前を森の中にずんずん進むと、程よく森を切り開いたキャンプ場があります。
あいにくの雨の日で他の宿泊の方は少なかったのですが、初秋の大山を堪能できました。ここはまるでオレゴンか、と叫んでしまうくらいナイスな場所です。

すでにセッティングされているティピを借り、タープを張ってその下でバーベキュー。漆黒の夜に、虫の声。木の実にキノコにシダ、風にはらはらと葉っぱが舞い、5歳児の息子には良い体験になったようです。
各所で話題になっているウォシュレットも装備されたティピトイレや、シャワー、炊事場などは温水完備と驚きのアメニティ。とても快適に過ごせました。私たちのようなビギナーや幼児連れ、ライトに楽しみたい方にはバッチリ。

スタッフの方も、カフェ利用だけじゃなくもっと沢山泊まりに来てもらいたいなあと仰っていました。米子市民は最悪忘れ物を取りに帰ったりできる距離!季節を変えて泊まりに行きたいです(装備を揃えねば!)

FBI DAISEN
https://www.fbi-camping.com/daisen/

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