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ポケットやまかげさんシリーズ。

松崎の「たみ」が作った『ポケットやまかげさんシリーズ』というガイドマップ、預かってお配りしています。現在、鳥取・倉吉・松崎・米子の4バージョン。画家のAbe Ryuichiさんが「たみ」に滞在しながら各地を歩いて構成された手書きイラストのマップです。意外なお店のチョイスも楽しめると思います。部数は限定。お早めに。

音楽は人と人をつなぐもの。

昨夜はクワイエットミュージックを紹介するグループ「Puerto de la Música」が主催する音楽トークイベント『なぁ、音楽』に参加してきました。登壇されるのは岡山の”流しのCD屋”「moderado music」岡本さん、音楽レーベル「Inpartmaint inc.」稲葉さん。オープニングは倉吉の「夜長茶廊」石亀さんの選曲にて。静かに熱い夜でした。

お話はアルゼンチン音楽、モダン・フォルクローレの重要人物カルロス・アギーレ氏とその周辺人物や名作についてのお話。サイドストーリーも織り交ぜてのご紹介、とてもお酒の美味しい時間でした。
地球の裏側アルゼンチンで生まれた音楽が、様々な偶然の連鎖で日本で広がりを見せ、こうやって米子でまた個人的な繋がりが生まれたりして、正にカルロス・アギーレの言葉が目の前で次々実現していたのでした。次回も期待しています。

moderado music
http://moderado.jugem.jp/

Inpartmaint inc.
http://www.inpartmaint.com/

「たみ」でのWSとメランコリー松崎。

楽しみにしていた「たみ」さんでのワークショップが終了しました。
私としても初めての経験でしたが、皆さん勘の良い方が多く、とてもお上手でした。サングラスに入れず、削る前の丸レンズのまま7色のグラデーションを作られた方も。「たみ」の三宅さんは5月の東郷湖の夕暮れをイメージしたグラデーションを染められました。
お誘い頂いた「たみ」の皆さん、ご来場頂いた皆様、この場を借りて御礼申し上げます。

この日は午後はずっとたみカフェに常駐し、お天気もイマイチだったこともあり、松崎のまちを異邦人よろしく歩ける時間はわずかだったのですが、それでも小さな地元の商店や銭湯、水辺の景色、風や電車の音に束の間の旅気分でした。
「たみ」には様々なひとが行き交います。洗練されたカフェのような、部室のような、スナックのような、表情をくるくる変える「たみ」のカフェ。ノンフィクションの群像劇を見ているようで、とても愛おしい時間でした。そして「たみ」の日記にあった「世界で一番悲しい場所、松崎。」の気持ちがちょっとわかったのでした。思いがけないメランコリー。

一泊して出発する際、「たみの全容はまだまだ掴めないので、また来ます」とお話したところ、三宅さんが「僕らも掴めてませんよ。毎日違いますから」とのお返事。そうだ、「ブッテ」も果樹園も見せてもらっていない!だからまた必ず伺います。

たみ
http://www.tamitottori.com/

(実は初めて)「たみ」へ。

県内でも行きたい行きたいと思い焦がれている場所は幾つかありまして、その筆頭であった湯梨浜町のゲストハウス「たみ」さんへようやく初めて伺いました(今は他には「HUT」ですね)。
念願叶ってお会いできた方々と、「おとうさん」にも挨拶ができました。

小一時間の僅かな滞在でしたが、これまで興味津々だった内部の様子を案内していただき、東郷温泉の町を歩き、歩いてこそ感じる湖を渡る風に撫でられ、胸の中をすっきり換気することができた気がします。

「たみ」の館内では、何かアタマの中がいつも違う回転をしたようです。静かだから?ところ変われば?それとも「ひと」?当店としても何かご一緒に面白いことができないかと相談をし、何か程よい大きさの収穫をしたようです。「たみ」での憩いをもっとじっくり味わうために、次はお泊まりの準備をして伺います。

たみ
http://www.tamitottori.com/

「Wavenir」の乱反射。

Puerto de la Música」主催のライブ企画第2弾、ギタリスト・藤本一馬さんとジャズピアニスト・伊藤志宏さんのデュオ作品『Wavenir』のリリースツアー米子公演に伺ってきました。名作であるこの作品はこの数ヶ月の間にご来店いただいているお客様は店内で耳にしていらっしゃる筈です。

CDを聴いていたときから浮かんでいた「穏やかな水面を風が吹き抜けて、波がきらきらと乱反射する情景」が眼前の2つの楽器から広がる素敵な時間でした。普段は「乱反射」を抑えるための眼鏡やサングラスを扱っていますが、水の煌めきの美しさももちろんわかるのです。

お二人が作品を世に出された「ハンモック・カフェ」のある姫路・的形の海もこの作品のようにきらめいているのでしょうか。このふたりの音楽家の心を掴んでいるようですし、ぜひ一度伺ってみたいと思います。芳醇で素晴らしい一夜でした。

hummock label
http://hummocklabel.com/

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