theo Cut 378
ステンレスの板から起こした丸眼鏡。
「丸眼鏡」という一言が表しているのはレンズの形だけで、ブリッジのボリューム、平面的なフロント、色使いなど、一言で片付けられないポイントがあるモデルです。
ステンレスの板から起こした丸眼鏡。
「丸眼鏡」という一言が表しているのはレンズの形だけで、ブリッジのボリューム、平面的なフロント、色使いなど、一言で片付けられないポイントがあるモデルです。
縦横の辺の比が小さく、正方形に近くなっていくとかわいらしさが出てきます。そんな1本。
角が丸いレンズシェイプも、そんなイメージに寄与していると思います。カラフルなラインナップの中でも渋いカラーをご紹介。
ベースとなっているステンレス製のメタル部分は、車のボディのような微細な粒子を含んだ深いグリーン。
フロントのトップラインに沿って、ひさしのように斜めにカットされたアセテートパーツがはめ込んであります。こちらは柄の濃淡が少ない暗めの鼈甲柄。
ちょっと遠目では単色のダークカラーのフレームに見えて、至近距離で細部のカーブや上品な反射に気が付く、そんな組み合わせのカラーです。
「theo」のアセテートフレーム、新しく技アリなコレクションです。
(複数の板を組み合わせたとしても最終的に)一枚のアセテートを糸鋸で切り出すところから生まれるのですが、このシリーズは違います。
正面から見ると、
①レンズ上側やブリッジの、黒ベースの柄生地
②レンズ下半分に接するアンバー系の斜めストライプ
③透明な中に黒い線が立体的に重なったモアレ柄
この3種類の生地をあらかじめパーツごとに切り分けて、フレームのシルエットに合わせてパズルのように圧着するという製法を採っています。これは、すごく、手間です!驚きました。
なんだかフランス料理やリッチなお菓子に最終的な彩りとして美しいソースをかけたような、そんなイメージの湧くモデルです。
眉のラインに沿って美しいブルーのアセテートが配置され、これはアイシャドウのような効果を生みます。これは瞳に注目がいくので、男性もぜひ試してください!
アセテートのブロウパーツは、貼り付けてある訳ではありません(ビス固定でもありません)。
フレームのボディをくり抜いた中空部分にはめ込んでいます。ですから、光がよく通りペトロールブルーが美しく表情を引き立てます。
丸眼鏡もちょっとアレンジを加えることで「他にない魅力や効果を生む」ということがよくわかる1本です。レンズはバランスの良い丸いシェイプ。
ステンレスシート製のフレームで掛け心地も軽いモデルです。