セルロイドとチタンのコンビネーションフレーム。軽い素材の組み合わせです。
一時は貴金属系の光沢のあるメタルパーツとの組み合わせが多かったものですが、プラスチック部分と同系色で纏めてあるものがよく選ばれています。リラックスした雰囲気が加わるからでしょう。
「STEADY」のコンビネーションフレームも何世代か続いていますので、細かいところは改良が重ねられています。歪みにくく、強度を増したブリッジ周り。クネクネとした立体感が控えめなのがいいところです。
金具とプラスチックの接合はネジで行われていますが、硬さの違う素材を固定するネジは緩みがちなので、定期的にネジ締めのメンテナンスをさせてください。
ちょっと凛々しい顔を演出するサーモントフレーム。
金属パーツ部分はアンティークゴールドで、アセテート部分との色合わせをしてあることでピカピカしているよりマイルドに使いやすくなっています。トラッドなムードは持ちつつ「おじいちゃんにならない」モデルです。
アセテートのブロウパーツも透け感のあるブラウンですから、いかつさは感じません。
レンズシェイプももったりとした感じがなく、わずかに目尻が持ち上がっています。現在進行形のファッションとの相性も間違いないと思います。
しっかりとしたボリュームのあるセルロイド。ある程度の太さのものほど、手に持った瞬間に「軽い」と感じていただけます。比重が小さいのがセルロイドの特徴です。そしてなんといってもセルロイドが映えるのが黒ですね。光沢や質感が違います。ファンが多いはずです。
クラシカルなディテールと、非クラシカルなディテールを。
三枚と四枚、合計七枚のコマが噛み合った七枚蝶番は精密な技術を持った金具メーカーでないと製作できなっています。もちろん捻れなどに強く逞しい作り。
正面はコテコテのクラシックな要素を省いています。眉間にキーホール(くびれ)はなく、目尻に飾り鋲なども施してありません。プレーンな印象です。
スレンダーな極細のリム線(針金)を使用したシリーズの「パキッとした」クラウンパント型です。細い部材を用いしているからこそ、しっかり角度がついたトップラインとなっています。
この形が広く支持されているのは、広くフィットしやすいボストン(パント)型のバランスと、トップのフラットな線の組み合わせ。したがって生まれる目尻が下がるライン。ソフトな雰囲気と、きちんと感の同居したシルエットが人気の所以です。