TODAY'S MEGANE

Theo Altalena 10

かなりバランスの良いシルエットの丸眼鏡だと思います。
そして一方で、なんてことないシルエットの丸眼鏡、だと思われるかもしれません。でもここには精巧な技術と、思わず膝をうつアイデアが堂々と潜んでいるのです。

一般的にアセテートのフレームは完成した1枚の板を切り出し、削り出して成形するものですが、このシリーズ(「Swings」というコレクションです)は、それぞれ違う柄のアセテートをパズルのように型にはめて圧着?して成形するそう。
なので、柄の配置が他では出会えない組み合わせ方です。

このカラーの場合、テンプルとフロント上部がラメ入りのチョコレートブラウン、リム下半分がクリアブラウンと鼈甲柄の二重になっています。落ち着いた華やかさがある配色です。

ノーズは浅めなので、ノーズパッド加工が必要になる方が多いと思います。

最近の猛プッシュモデルのひとつです!

4027 / ¥54,395¥49,450+税)

theo CUT 462

その名の通り、フロントのトップラインに沿って切り込みを入れて折り返したフレーム。

細く残した部分を折り返した「groove」というコレクションファミリーの1本です。

表が濃紺、裏側がエレクトリックブルー。共にラメを含んだ塗装ですが、表は鈍い光沢、明るいブルーの面はマットな質感です。ほんの1ミリの彩色、1ミリの溝がフレームの特徴を作り上げるのですから見事なアイデア。

眉間のブリッジ部分に意外とボリュームがあるところも個性です。上側はなだらかなカーブ、鼻筋を綺麗に見せる切れ上がったラインが綺麗です。
ステンレスプレート製で、かけ心地も快適ですよ。

4323 / ¥56,925¥51,750+税)

theo Plantin 451

レンズだけを取り出して分類すればボストン型ということになるでしょうが、一風変わったシルエット。レンズのサイズは小ぶりである種のテオっぽさを備えています。

マットなグレーはセメントのような質感。それをベースに、フロント前面の下半分だけスプレーペイントでネオンオレンジが吹き付けてあります。グレーは思った以上に目元を明るく照らしてくれますし、あまり他では出会えない配色だと思います。

1点ずつ手作業ですので、吹き付け塗装には個体差があり「unique edition 1/1」と記載があります。=1点もの!

シルエットとカラーリングと、かわいらしい要素が2段階です。シンプルな構造で使いやすいシリーズの1本です。性別や年齢を問わない眼鏡です。おすすめ!

44□25 / ¥56,925(¥51,750+税)

theo Graffi 353

マットなネイビーをベースに、赤やブルーが混在したヨーロピアンな色柄のアセテートパーツが特徴です。小ぶりな長方形が、表情をかわいく引き締めてくれます。

全体的にシルエットの強弱がいいバランスです。両サイドもきゅっと持ち上がってる所もポイントです。

前後にフレームを傾けると、ブロウパーツの三角形に山立った立体感がよくわかります。ベースのステンレス部分をくり抜いて嵌めてあるので、光がよく通り、ステンドグラスのようです。

目元に彩りが宿るだけで、洗練されたおしゃれを演出できます。それは性別や年齢は関係ありません。

41□26 / ¥58,190(¥52,900+税)

theo Tarifa 705

誰もが変わったシルエットだな!と目を奪われるシリーズ。ステンレスの繊細な細工に唸らされます。このデザインはtheoの創業デザイナーHoet氏の手によるものです。

素材自体が薄いステンレスのシートですが、ケミカルエッチングによりレンズの周囲を糸のように細く残し、まるでレンズが浮いているように見えるのです。正面からだとレンズ周囲のリムはほとんどわかりません。

カラーレンズにすると面白い存在感のサングラスになると思います。

レンズシェイプだけ見れば、シンプルなボストン型。それでここまで魅せるモノづくりを完成させているのですから、ブランドの本質を体現しているモデルです。
こちらのカラーは微細なラメが質感を高めるセミマットな黒です。

42□25 / ¥58,190(¥52,900+税)

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